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Butler's life
性別のない主人と腐女子の心を持つ
ヘタレなオタク青年執事の雑記.
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author ; AQUIZ

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シェパードパイ 

 と云うわけで、シェパードパイをKに作らせることにしましたw
 英国定番料理なら、Kは当然作れる筈です。

 もっともコレ、各家庭で作り方が相当違うそうです。平凡な家庭料理だから。
 コレは、あくまでKがコドモの頃から食べていたレシピによるものです。

 ちなみに、「シェパード(shepherd)」と云ったら、犬種のジャーマン・シェパード(警察犬とかのアレですね)しか思い浮かびませんが、アメリカ英語の呼称だそうです。イギリスでは「Alsatian dog」になるそうです。アルザス犬ってところでしょうか。シェパードって単語自体は「羊飼い」の意味です。牧羊犬ってだけならコリーとかアレコレいますからね。

 羊飼いのパイですから、使う材料は羊肉です。
 …しっかりして、イギリスの家の人…!

 本土だと、一般のスーパーマーケットなどでは羊肉は、あまり並んでいないそうですが、ココは北海道。どこででも、牛豚鶏と、並列に売られています。ジンギスカン用の味付け肉と、漬け込みはしていない薄切り肉がありますが、どのみちラムかマトンです。ステーキ肉なども、ちゃんと売っています。ラムチョップとか(拙宅では、コレでトマトベースのシチューなども作っています)。


 ラム挽き肉は、流石の北海道でも滅多に見ません。
 ステーキ肉をスピードカッタでミンチにします。もし、牛で代用するとコテージパイと云う別の料理になりますが、似たような料理になります。牛だと、普通の店でいくらでも手に入りますよね。イギリスの人は気にしません。
 …と云う統計が出てたからな… ヒント。羊のパイです、では何の肉? って聞かれて牛よな? と答えられる可愛いイギリス人…。

 オリーヴオイルで、みじん切りの玉ネギを充分炒めます。
 ウチでは、大量のソフリット(※1)を常備してあるので、今回はそれで。トマトピューレも、常備食材の自家製トマトソースで代用します(※2)。
 オリーヴオイルに、ローズマリーとローリエを放り込み、香りを出しておきます。
 この油でラムを炒めます。ソフリットにキノコが入っていませんから、マッシュルームのみじん切りを加えます。大体火が通ったら、赤ワインを加えてアルコールと水分を飛ばし、少量の塩とハーブ、スパイス類を加えます。ナツメッグ、タイム、キャラウェイ、クローヴ、オレガノでした。いずれも少々です。
 ソフリット、トマトソース、ミンチを混ぜます。
 これをバター少々を塗り伸ばした耐熱皿に敷いておきます。

 次にマッシュポテトを作ります。
 茹でたじゃがいもを潰し、生クリームと卵黄、微量の塩を入れて混ぜ、裏ごします。
 じゃがいもが冷めていると、ざらざらになります。茹で立てで。
 こうした力仕事はAQUIZがします。
 ソフリット1時間かき混ぜてるとか、トマト1時間かき混ぜてるとか。

 皿の上のミンチに、マッシュポテトを被せて均します。
 絞り袋とかで飾り付けする店とかもあるようですが、拙宅では面倒くさいのでしません。
 Kが、フォークの背でペタペタ交差状に編み目模様を描いて、おしまい。
 あとは、高温のオーブンで焼くだけです。

 一応、全部の材料に火が通っていますので、表面が焼ければ食べられます。
 そのまま食べても美味しいですが、別途トマトソースを上掛けしたり、残ったものにチーズを乗せて焼いても美味しいです。ワインにも合います。
 お菓子じゃなくて、普通に食事になるので良いですよ。
 パイ生地を使わないので、凄い簡単ですし。

 英国料理は不味いと大評判ですが、地味な家庭料理は、見た目こそ華やかなフレンチに負けますけれど、毎日食べられる印象で美味しいです。「ごちそう」と「おそうざい」な感じでしょうか。


 ちなみに拙宅の常備食材。
 ソフリットは、みじん切り野菜を炒めた料理の素です。玉葱をじっくり茶色になるまで炒めて… なんて工程がありますよね。要はアレです。
 スピードカッタで大量生産した甘味野菜のみじん切りを、ただひたすらオイルで炒め続けます。どうしようもなく簡単ですが、疲れます。大きな鉄鍋を木べらで掻き回し続けます。読書しながらタラタラ作業します。
 拙宅では、玉葱・人参・セロリ。稀にマッシュルームが入っています。

 トマトソースは、トマトだけを微量の塩を加えて煮詰めたタイプのが1種。
 ソフリットと赤ワインも加えたものが1種。今回は前者です。

 軽く炒めた野菜のみじん切り(実は、わりと何でも良いと思う…)に、トマトケチャップで代用しても、似た感じにはなると思いますし、イギリスの家の人は、きっと文句云わないと思う… 
 フランス料理じゃないって、イタリア料理じゃないって、素敵ですねw

 ちなみに、ソフリットはフレンチの定番中の定番(和食でダシとるようなモノ)、トマトソースはイタリアンの基本(味噌や醤油並みに使うよ)。
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