Butler's life
性別のない主人と腐女子の心を持つ
ヘタレなオタク青年執事の雑記.
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和物・妖 





「しゃばけ」(畠中 恵著/新潮文庫)\540


 日本ファンタジーノベル大賞の受賞作。この賞に挙った作品で、好みだったものが多いので1冊目を買ったのを覚えています。
 もちろんファンタジィの領域です。舞台は現実の江戸と同様の世界。それも、主人公を始めとする登場人物の大半は、不思議な力を備えているのでもない、ごく当り前の真っ当な人間です。

 ただし、居る処には居ます。日本古来の、妖の類が。

 神々や妖しいものが、目に見えないだけで本当に身の回りに居るのだと信じていた頃の日本なのかな、とも感じます。
 体裁はミステリィとも言えます。

 裕福な家の子だけれど病弱で、賢い美少年の主人公が名探偵役です。
 彼を手助けする家の使用人たちは、普通なら名探偵の助手役に納まりそうなものですが体の弱い若旦那を殊更に大事にしすぎて、床から出したくない勢いです。事件解決に奔走するなど言語道断、私室の布団の上で考えを廻らすだけでさえ、一刻も早く寝んで欲しいものという有様。
 考えてみると、古今東西の名探偵というものには、何かしらの「ハンデ」が設けられていたように思います。金銭や立場、境遇だったり、不得手とするものであったり、本人に今ひとつ熱気が無かったり。
 この、忠義に溢れすぎた使用人達こそが、人ならざるものであるのですが。
 
 AQUIZは時代物にしろ、西洋風のファンタジィにしろ、ある種の異世界の日常生活が描かれている作品が好きです。現実の江戸時代だって、随分とファンタジィです。正直言って、土の道路を馬が行き交っているだけで、相当に現実離れしています。
 主題となる物語とは別に、彼等の身の回りの些事が描かれていると楽しいです。
 身につけるもの、小道具、食事、習慣…
 この作品にも、当時の風俗が登場します。
 時代物では「時代物慣れ」していなければ咄嗟に理解できない名称などが頻繁に現れて好きな方には良いのですが、読みにくい原因となることがあります。この作品にも具体的な解説無しに、色々な呼称が登場しますが、地の文で興醒めな蘊蓄を並べて物語を足止めすることもなく、自然な流れの中で、ああ、そんな形なのか。そうした習慣があるのだなと判る仕掛けになっています。
 あれこれと説明が並ぶと、雑学好きには嬉しいところもある反面、肝心の物語の世界観を壊すことがありますからね。何しろ、聞いたことのないような職業や道具だって、大抵登場人物である彼等には、ごく身近なものなのですから。

■和風で妖な、お気に入り作品集■





「宵闇眩燈草紙」(八房 龍之助著/Dengeki comics EX)\893
 画像は最終巻。絵も内容も大好きです。ある種の外伝というか、関連作品の「塊根の花(J&J)」シリーズも大好きです(タイトルのどこにもJ&Jという表記が無い上に、正しくはJ&Gだよな、という著者自ら突っ込んでいた件とかも踏まえて…。


 某人気漫画家の近作と、色んな点での類似がネット上で挙げられたりもしていましたが、こっちの方が遥かに古い作品なので、少なくとも盗作紛いの疑いは有り得ませんね。
 怪しい古道具屋(で、あるのか自体も存外怪しい)の女主人と、巻き込まれ型の藪医者、
人外の気配を散ら付かせつつも、自堕落な遊び人にしか見えない剣客。

 主には主人公3人の遭遇した怪異的な事件録ではありますが、炬燵で呑んだくれている方が良い覇気の無さが良いです。AQUIZが、物語世界内でも頂点に近い実力を備えて、にも関わらず、やる気の無い面々という構図が好きなだけかも知れませんが。
 強力な存在が、こぞって全力で戦いだしたらエスカレートする一方だもの。だらしなく過ごしている方が平和だし。それでも、真に重要であったり強力であるのなら、否応なく訪れる局面は、ある筈だと思うのです。






「蟲師」(漆原 友紀著/アフタヌーンKC)

 リンク先は現時点までの全巻(8冊)セット。画像は4巻です。

 偶然、以前のペンネームでの作品をK宅で見ていて、こんな面白い作家なのに姿消してしまったのかなあ、と思っていたところの登場でした。今は、アニメや映画化もあり有名になりましたよね。
 素晴らしく美しい絵で、物語も毎回まとまって好きです。
 これも「蟲」という妖怪的な存在があるのは判っていても、皆が皆、目に見えるのではない辺りに、日本風のファンタジィの良さを感じます。西洋系ファンタジィも好きですがドラゴンを始めとするモンスターって、もれなく皆が知覚できるものですから。





「怪異いかさま博覧亭」(怪異いかさま博覧亭/REX COMICS)

 こちらも江戸物です。著者の初単行本ということで、新人作家ですが、今後とても期待しています。見世物小屋が舞台です(いかにも胡散臭いですね。
 正味、妖怪である登場人物…というか、店の一員として勤める面々に人外が居ると言うのに、インチキ見世をぞんざいに並べて閑古鳥が鳴いているような有様です。


 他にも「和物」「妖」キィワードで、好きな作品は多々ありますが、お勧めの作品がありましたら、ぜひ教えてくださいね。

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